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モンゴル旅日記

モンゴル国際現代音楽
祭とは?

プログラム

フライブルグを出発!

モンゴルに到着

大自然の中での演奏

空には沢山の輝く星

愛理さんと一緒に植え
た木”恵”

鳴り止まない拍手

モンゴルの大地に感謝!

 モンゴル国際現代音楽祭とは?


2002年6月10-16日までモンゴル国際現代音楽祭が開催されました。

各々18カ国の演奏家(ドイツ、スイス、アメリカ、アルメニア、アジャバルジャン、オーストラリア、ブラジル、チェコ、フランス、イギリス、イタリア、日本、キルギスタン、ニュージーランド、ノルウェイ、スウェーデン、トルコ、モンゴル)が招待され1週間モンゴルの様々な場所で演奏会が行われました。

私は日本代表として招待されました。 楽器は、バイオリン、声楽、トランペット、ギター、アルメニア笛、パフォーマンス、打楽器、ピアノ、トロンボーンなどなど各国の優れた演奏家達が集まって行われた素晴らしい演奏会でした。


 プログラム


2002年6月10日月曜日

第1日目のみ記載します。こんな曲が演奏されました。

オープニングコンサート the Central Palace of Culture
18時開演―1時終了

フライブルクパーカッションアンサンブル(ドイツ)(私も演奏!)
Wulff作曲 Lerche

モンゴルパーカッションアンサンブル(モンゴル)
Soronzonbold作曲

トランペットソロ Reinhold Friedrichさん(ドイツ)
Somei作曲 Hikari

SoNoR Baku アンサンブル(Azerbaijan、アジャバルジャン)
Mirzoev作曲 Sara Gelin(ソプラノ、フルート、ギター、Perc.)

テノールソロ Kurt Widmerさん (スイス)
Kurtag作曲 Holderlin-Gesonge

バイオリン、ビオラDUO (スイス)
Suter作曲 Duo etc、、。

ギターソロ Edoard Cademarioさん (イタリア)
Ginastera作曲 Sonata

コンティニューアンサンブル (ニューヨークUSA)
Schwartz作曲 Two Movement etc、、。(voice、vn、cl、piano、cond)

バイオリンソロ Philippa Moさん (イギリス)
Matthews作曲 Andante Apassionato

リブラアンサンブル (オーストラリア)
Finnissy作曲 WAM(fl、vln、pf)

トロンボーンIvo Nilssonさん、パーカッションJonny Axelssonさん DUO
(スウェーデン)パフォーマンスRaquel Menesesさん(ブラジル)

アルメニアアンサンブル(アルメニア)
Duduk(笛)アルメニア太鼓

Pipaソロ Lan Wei-Weiさん(中国)
伝統音楽

フルートソロ Nyshanovさん(キルギスタン)
伝統音楽

ヴィジュアルサウンド Martien Goenveldさん(ニュージーランド)

ピアノDUO Joel SachsさんCheryl Seltzerさん(アメリカ)
Boogie-Woogie4Hands etc、、、。

Hradjistanアンサンブル(Hradjistan???どう読むの?)

モンゴルフィルハーモニーオーケストラ
Ganbold指揮 Sharav作曲 Ulemjiin Ertunts

打楽器コンチェルト Withモンゴルフィルハーモニー 宮本妥子ソロ(日本)
Wulff指揮 Redel作曲 TraumTanz

1日目終了!

こんな感じで毎日見事に違うプログラムともっと出演してくる各国の奏者が集まり、1週間毎日1-2回のコンサートが続きました。。。。。
もっとプログラムを知りたい方は、、、、。書くの疲れた~。。。。いますか?


 フライブルグを出発


6月9日 日曜日(ドイツ)―10日 月曜日(モンゴル)

フライブルク早朝(夜中?)3時51分発電車でベルリンに向けて出発!。

途中、オッフェンブルク、カールスルーエ、マンハイムで3回も乗り換えなければならなかった。おまけに重たいスーツケース(ちなみに、楽譜、たくさーんのマレット、撥、アンティークシンバル1オクターブ『スイスの鉄琴のような音のする楽器。』、その楽器のために今回、木で作成したスタンド、1週間分の服、4種類の衣装、サーモンとお米とお醤油『これは14日の日記を見てね!』などなどをいっぱい!。)を持って乗り換えた。重たい荷物を持って乗り換えの連続、もう疲れた~。11時20分、やっとベルリン着。

空港バスに乗り、ベルリン国際空港まで行きチェックイン。14時30分発のモスクワ経由ウランバトール行きに乗って10時間の飛行。ちなみにモンゴリアンエアーラインを皆さんご存知ですか?。略してMIATというかわいい名前の飛行機に乗りました。スチュワーデスさんがロシア語とモンゴル語しか出来ないの、、、、。英語も通じなくてとっても苦労しました。だってお食事の時、「ミートかチーズどっちがいい?」って英語っぽい言葉で聞かれて、チーズって答えたら何故か羊のお肉が出て来て、ミートと言った人が豚のとんかつが出てきてたの、、、、。ん?、どういうこと???。残念ながら羊のお肉食べれなかった~!。

それに機内では日本の番組が日本語で放映されてました。ドイツ発モンゴル行きなのにとっても不思議でした。私は嬉しかったけど、、、、、。

さてモンゴルに着いたのは、10日の朝8時。ということは、私は全然寝られずに今夜のオープニングコンサートを演奏することになるの?。今日はオープニングの始めにLercheを演奏。鳥の声に合わせて私はソロでカリンバとトーキングドラムを演奏する予定。最後のとりに、モンゴルフィルハーモニーと打楽器コンチェルトを共演する。とっても不安だ。だって寝れないんだもん!。今は飛行機の中で不安がいっぱい。今日の夜までなんとか集中力を持たさなきゃ。

今から少しでも飛行機の中で睡眠とりまーす。おやすみなさ~い。


 モンゴルに到着


6月11日 火曜日

昨日のオープニングコンサート(6月10日の話、、)は18時から23時までの長いコンサートだった。みんな睡眠不足で疲れていたけど、さすがプロの集まり、大変興味深いプログラムで高度な演奏でした。私は最初にフライブルクアンサンブルでLercheを演奏。それから長いコンサートになって、私の最後の出番までずーっと待たなくてはならずこれが一番しんどかった、、。

実はこのオーケストラとの練習あわせは、朝9時にホテルにチェックインしたらすぐに練習会場まで行かなければならなかった。モンゴルフィルハーモニーの楽器を借りて早速オーケストラとのあわせ。40分しか時間が取れずばたばたとあわせをして終了。それにしても打楽器は木琴、ビブラフォン、トムトム、小太鼓、銅鑼、などお借りしたけど、んー大変だった。だって高さもバラバラで、スタンドがたたなかったり、たたいてる途中で倒れちゃったり、とにかくすごく古い楽器でした。この楽器に合うマレットを選び、これでも音色を美しくだす努力をしながら練習。またひとついい経験ができました。これからどんなところに行ってもなんの楽器が出てきても演奏できる自身がつきました(笑)。

さあ、やっと出番がきたのが、23時ころでした。セッティング係りなんていう人がいなくて、スタッフに指示しながら打楽器を一緒にセッティングしてもらった。出番前までは睡魔が何度も襲ってきて、苦しかったけど、出番5分前で集中力をたくわえた。盛大な拍手により打楽器コンチェルトは無事終了。

ちなみに昨日とまったホテルはBAYANGOL HOTELで12階建ての大きく清潔なお部屋で、なぜか私は12階のスイートルーム並のすごーく広い部屋をもらってしまいました。でもここでは残念ながら少しだけの滞在でした。

さて今日の話に戻ります。11日火曜日ですが、朝9時に出発して17時にようやく北ゴビ砂漠キャンプ場(Khoyor Zagal)に到着。

7台のバスでガタガタと揺れながら、、、、、。

途中3回の休憩をとって、後はひたすらバスで8時間。でこぼこな道でずーっと馬に乗っているような揺れ感覚でした。見る景色は草原のみ。それと動物。例えば馬、羊、らくだ、牛、の遊牧、それにゲルが何箇所かにあった。

トイレなんて無いので、休憩する場所で草原に勝手にしなければいけなかったの。隠れるところなんてないから、女の子同士でジャンパーなど広げて隠しながらと、大変でした。。。

キャンプ場についたら、4人に一個のゲルが与えられた。3角形のテントの中に4つのベットが用意されていて、真中には鉄製ストーブが置いてあった。私はアメリカからきたコンティニューアンサンブルの女性3人と一緒にこれから4日間住むことになった。アメリカで生まれ育ったバイオリンの愛理さん、韓国人のソプラノ歌手モデルのような容姿のWonjungさん、ピアニストで笑顔を絶やさないおばさまCherylさん、と。

宿泊したゲルの前にて

左から愛理さん、Cherylさん、Wonjungさん、妥子

18時に夕食。ここのキャンプ場に料理人がいて出してくれた。ちなみに今日のメニューは牛肉のにこみ、サラダ、ご飯でした。みんなで羊のお肉が出てくるかと思っていたので、一安心。(私はちょっと苦手だから。。)その後21時からゲル前でコンサートが始まった。

今日もいろいろな国の人達がでてきて演奏。中国人のEr-huという楽器の伝統音楽や、アルメニア人の素敵な音色の笛(桃の木でできている2枚リードの笛)や、昨日のオープニングとは違うプログラムでアンサンブルやソロが演奏された。23時終演。やっと就寝。。。。。おやすみなさい。

アルメニアの桃の木から出来た笛

アルメニアの桃の木から出来た笛


 大自然の中での演奏


6月12日 水曜日

朝ご飯をはじめてキャンプで食べた。パン、ジャム、スクランブルエッグ、ハム、ソーセージとまったく普通の美味しい食事。昨年までは朝から羊のお肉シチューが出てきたそうです。

9時からモンゴルでもそして日本でも有名な歌手Norovbanzadさんのレクチャーが行われた。この人とは3年前にフライブルクの教会で共演させていただいた。この時の演奏会は今までで一番感動したコンサートだった。この話は

また今度。。。

このレクチャー後、少し自由時間があった。私は今日の夜砂漠コンサートで打楽器ソロを演奏することになっていたので、ゲルから少し離れた草原で打楽器をセットして練習をはじめた。ところが、事件がおこったの。

その曲には6つの太鼓が必要なのに、4つしかない!スタッフに抗議はしたものの、ここで何を言ってもはじまらないことに気がついた。ここは砂漠のど真ん中だからどこをどう探しても他の太鼓なんてない!しょうがない、なんとか4つの太鼓でのりきるしかないんだと考え練習開始。そのうち打楽器の音が草原中響き伝わったのか、遠くから馬にのって遊牧民が聴きに着た。練習しながら遠くの景色を眺めると、馬や羊が草を食べ遊牧している、なんて美しい風景なんでしょう。

日差しが強烈に強く、日焼け止めを塗って、帽子をかぶり、サングラスをして練習してた。そんな格好で練習してたら、モンゴルテレビ局が撮影にきた。

もっときれいな格好しておくべきだったわと後悔。。笑。

草原で練習する妥子

昼食後、砂漠へ移動。
これは遊牧民達のためのコンサート。会場は砂漠の小高い山をバックにマイクやスピーカーをセット。もちろん打楽器も運びこみ、ピアノまで持ってきた。今回ドイツから1台Leptinという会社がピアノをプレゼントし、その社長ご夫妻も一緒に同行された。

砂漠まで運んで来たピアノ

ギター奏者ガテマリオさん

遊牧民にコンサートがあることを伝えるために、モンゴルのポップ音楽を大音量で鳴らした。そうするとみるみるうちに馬に乗ってたくさんの遊牧民がやってきた。なんて素晴らしい光景でしょう。

18時から砂漠でのコンサートがはじまった。トランペットのソロではじまり、フライブルクアンサンブルでスティーブライヒの木片を5人で演奏(私も参加)。砂漠で演奏するのは本当に気持ちが良かった。その後22時半ころになって私の出番。またとりをやらせていただくことになり、少し緊張した。

今回はモンゴル人の6人の女性モデルがこの日のためにデザインされた素敵な衣装で私と一緒にパフォーマンスをした。

砂漠の上にセッティングされた打楽器ソロを妥子が演奏し、後ろで彼女達が華麗に踊った。とても美しい自然の舞台の上で行ったパフォーマンスは大成功。

素敵な思い出になりました。

23時にキャンプ場に帰り、Shaman Ceremonyという儀式が行われた。

大火を焚き、シャーマンが長いデール(モンゴルの民族衣装)を着て、手には長い棒や白い大きな太鼓を持って儀式が行われた。私達はみたこともない光景にあっとうされてしまってひたすらこの儀式を見守っていた。


 空には沢山の輝く星


6月13日 木曜日

昨日はいろいろな新しい出来事に感激、感動している私は眠れず、フライブルクから参加している打楽器組とモンゴルの美味しいウォッカを3本も飲んでしまった。モンゴルのウォッカはとてもあっさりしていて美味しかったです。 でも今日ちょっと二日酔い。。。

今日は10時出発が11時になり、馬の競走を見学しに行くため、2時間バスに揺られ13時にKharkhorin Kharkhorum(ハラホリン カラコルム)到着。なんだかモンゴルの民族衣装(デール)を着た人がたーくさんの馬に乗って、競争する前の準備にとりかかっていた。ここで私ははじめてモンゴルのアイスクリームを食べたの。チョコレートがかかったバニラアイス。まさかモンゴルでアイスが食べれるって思ってなかったから、最高に美味しかった。なによりも36度近くある暑さの中のアイスはときおりおいしかった。

その後川まで散歩して涼みにいった。採石する人や、水浴びする人、石投げ競争する人と子供に戻ってあそんだ。私はモンゴル人にお願いして馬に乗せてもらった。生まれて初めて乗った馬!うれしい~。。。

初めて乗った馬

生まれて初めて乗った馬

そこでお弁当がでたの。チャーハンのようなものに、パンでサンドイッチされてた。わかる?ちゃーはんサンドイッチ?んー。。。。

17時から移動してモンゴルで最も古い寺院、Erdene Zuu(エルデニ・ゾー)行った。ここでコンサート。

広大な寺の外壁が正方形状にあり、その中にゴルバン・ゾー(三寺)がある。プログラムもまたいつものように盛りだくさんで、漢民族式の三寺の中庭でのコンサートは観光客や、地元の人達が集まって大盛況。

私はもう一度打楽器ソロを演奏する予定だったけど、モンゴルのモデルさんたちの都合でパフォーマンスができなくなり、今日は休憩!

アルメニア奏者

エルデン・ゾーでの演奏(アルメニア奏者)

愛理さんのバイオリン

愛理さんのバイオリン

その後キャンプ場に戻り、朝方までパーティーが続いた。
私はいつものように日記を書いて、打楽器組(フライブルクの)と一緒にウォッカを飲み、彼らは自分達の夢を語っていた。

打楽器組

左からリッカルド、私、ヨハネス、ホッコン。いわゆる打楽器組

なぜかモンゴルという大自然の中にいると自分達が素直になり、なんでも語り合えるようになった。夢ということを語り合うなんて今まで長いことしてなかったと思う。子供の頃はたくさん夢を持って語っていたのに、最近そういうことも忘れていた。生活するのに一生懸命でいたわたしになにか教えてくれているような気がして、外をひとりで散歩し、誰もいないそして音もない静寂な夜、砂漠の道を歩いてみた。

空を見上げることなんてしなかったことに気がついて、上を見上げると空にはたくさんの輝く星が降ってきそうにあふれていた。しばらくさらさらな砂のじゅうたんにすわり、耳をすましてみた。


 愛理さんと一緒に植えた木”恵”


6月14日 金曜日

ゲル生活4日目。毎日こんなにハードなスケジュールだったから時間がたつのが早かった。モンゴルに来る前になによりも一番心配していたことは、演奏がうまくできるかな~ということではなく、シャワーがあるかどうかだった。

シャワーは一応あると聞いていた、「一応?」ってどういうことだろうと思い、心配でたまらなかった。キャンプ場にはシャワー室が3つあって、シャワーの形をした蛇口があったが、お湯が出る時と出ない時があって、それも‘‘ジャー‘‘ではなく、‘‘ぽつ、ぽつ‘‘という水の出方だったの。

髪の毛の長い私は洗うのにとっても時間がかかっちゃった。でも一応シャワーがあったので、良かったわ!

砂漠の上での生活だから身体がいつも砂でざらざらだった、とても暑いけども乾燥しているからほとんど汗をかかないこともあり、日差しにさえ注意しておけば、過ごしやすかった。寝る前にいつも火を焚いてくれる人が来て、寝る時はいつも温かく、午前3時頃になるとその火も消えてしまいとっても寒くなった。燃料は木とか家畜の糞だそうです。燃えている間は気にならなかったけど、雨が降った後はゲルの中が糞の匂いでつらかった。。日中は30-36度だけど、夜中は0度―マイナスになってしまう。

3度のお食事は調理室にいる料理人さんがいつも作ってくださった。私達が外人ということもあり、とても気を使ってくださった料理だった。毎日欠かさずでたのが、野菜サラダとフライドポテト、それに主食がついた。主食が羊の時、私はサラダとポテトだけ食べた。美味しいお食事どうもありがとう!

さてコンサートのお話に戻って、今日は2回ありました。その前に13時に出発14時に川原に着いた。ここで私達はある儀式をした。19カ国の国が集まったので、各国に一本づつ木を植えた。全部で19本の木にそれぞれ自分達で名前をつけた。私は愛理さんと一緒に‘‘恵‘‘とつけた。

いろいろな願いを込めて。。。。

愛理さんと一緒に植えた木

愛理さんと一緒に植えた木”恵”

その後岩山コンサート(Khugnu-khan Mountains concert at the Monastery of Uvgn Khamba)岩山に囲まれていて3個のお寺も各場所にあった。

岩山コンサート

一番上の岩山まで登りそこからトランペットを吹いたり、岩山の上にあるお寺の前から歌ったり、そうすると山々に囲まれているのでエコーがかかり神秘的だった。スティーブライヒもここで演奏した。

コンサートが終わり帰路中なんとヒョウが降ったの!今まで40度の暑さだったのに、、。それもかなり激しくおおきなヒョウでバスに乗っていた私達はこのバスがつぶれるのではないかと思われるほど降ってきた。10分ほどでおさまり、その後なんて美しい空になったことでしょう。晴れ上がった空には今までみたこともないとってもとっても大きな虹が大草原にかかった。

キャンプ場に到着してから世界料理コンクールを開催した。そのために私はドイツからスモークサーモンとお米とお醤油とお酢を持ってきて、昔高校生の時におすし屋でバイトをしていた私が得意の‘にぎり‘を作った。

他に愛理さんがお味噌汁、スイスからはクッキー、アメリカからポップコーン、とピーナッツバター、中国からは中華料理、キルギスタン、アジャバルジャン、オーストリア料理などなど沢山の品が揃った。愛理さんと作ったお料理で賞を戴きました。やったー!。「何賞」と言ったのか不明だけど、、、。まっいいか。

サーモンのお寿司

私が作ったサーモンのおすし!(美味しそうでしょう?)

23時からゲルにて今日2回目のコンサート。終了午前2時。みな疲れているはずだけど、プロの根性丸出しでとても素敵な演奏会だった。

素敵な演奏


 鳴り止まない拍手


6月15日 土曜日

朝5時に出発。今日はモンゴルの首都ウランバトールに戻る日。 草原の中をまたごとごととバスに揺られながら、日の出を見た。2度と忘れられない素晴らしい景色にまた心温まった。4回の休憩後、やっと14時にウランバトールに到着した。

ホテルで1時間休憩、やっと熱いたくさんのお湯でシャワーを浴びた。気持ち良かった!その後16時から自然史博物館にてコンサートが始まった。ここは恐竜の骨を保管しているところでディノスザウルスの横で私はフライブルクアンサンブルとライヒを演奏した。

ザウルスの前で演奏

ザウルスの横で演奏する

他に骨を使ってパフォーマンスをする人やソプラノソロ、テノールソロ、ギターソロなどが演奏された。

17時40分終演後、すぐアカデミークラシック芸術劇場に移動。18時半とうとうフィナーレコンサートが開催された。今日もフィナーレコンサートのトリをつとめさせて頂く事になっていた。オープニングのトリよりもフィナーレのトリの方がやはり責任重大だわ~。

三木さん作曲のマリンバスピリチュアルをマリンバソロで弾く事になっている。この1週間マリンバを触っても練習してもいない。日本のメーカーのマリンバだったのにはびっくりしたが、教育用の小さなマリンバで背の低い私でも問題無い様な高さの楽器で、鍵盤も木琴のように狭かった。それに本番まで触れないし、練習出来無い辛さは、演奏家の方ならきっと解かって頂けることでしょう?。

こういう経験を積むと、度胸もそれに応じてついて来るのだけど、そうで有る一方、こういう状況の本番前はいつも緊張してしまう。それに実はもう体力も限界まできていた。

移動、コンサート、睡眠不足、ドイツ語日本語以外の言葉の交流、見知らぬ土地でのゲル生活、慣れてない食生活、これが1週間続き、コンサートでは毎回集中力、精神力、体力をとことん使った。そして、ほとんど毎日のコンサートで疲れ果てていた。でもこれで逃げてはいけない。プロの演奏家として演奏をきちんとこなさなければいけない、普段のコンサートの状況よりかなり辛いけど、これを乗り越えればきっと何か自分に得るものがあると信じて舞台に出た。

21時半頃やっと出番が近づいてきた。やはり5分前から益々集中力が高まり舞台に立った。ライトアップされた舞台。最初の1つ目の音を出した途端、緊張がふっ切れさらに集中出来た気がした。

それからはひとつひとつの音をいつも以上に大事に心を込め、演奏して行くうちに身体の中のリズムが騒ぎ始めた。3人のフライブルク打楽器組が伴奏として太鼓を叩く。激しい太鼓のリズムに合わせマリンバのソロを奏でる。「ヨー!ヤー!」という3人の力強いかけ声にのり最後まで気持ちよく演奏出来た。

「ブラボー!」の声と大きな鳴り止まない拍手でコンサートは無事終了した。とてもとても楽しかった。「終わった!」弾き終わった直後の感動は忘れられない。

無事、終わった。。。


 モンゴルの大地に感謝!


6月16日 日曜日

今日は帰国日。

昨日は演奏会終了後、最後の盛大な打ち上げが行われた。なんて乾杯のビールが美味しかったことでしょうか!。たくさんの演奏家と話し、住所の交換をしてそれぞれに再会出来る様、別れを告げた。

9時半のフライトでモスクワ経由、ベルリンまで。予定では15時頃ベルリンに着き、電車でフライブルクまで帰る。予定では23時頃、到着予定。今飛行機の中でこれを書いているのだけれど、6月23日に行われるフライブルクのコンサートの事を考えている。これに向けてまた明日から練習しなきゃ、、、、、。

モンゴルでの1週間を振り返ってみると、「よく無事に元気な身体で帰ってこられたな~。」と感心している。食事もあわず残してしまったり、睡眠不足だったり(毎日遅くに寝ていたのもあったけど、ゲルの中が馬の糞の匂いで臭かったのも原因の一つであった。最後の方はそれにも慣れてしまったけどね!、、、、笑。)、長時間の移動や、コンサートの為の緊張感から来る疲労が連日続き、演奏家という職業は体力と精神力が強くなければやっていけないな~と改めて実感したのだった。

これだけしんどかったこともあったけど、楽しかった事や感動した事が、辛い事の100倍もあったから心も身体も元気でいられたんだと思う。

モンゴルの大地、モンゴルの人々に感謝!。
いろいろありがとう!。

モンゴル人の観客

モンゴル人の家族が砂漠での演奏会を聴きに来てくれた

競争馬に乗る遊牧民

競争馬に乗る遊牧民